地球防衛軍6 DLC1&2を完走したので感想

レンジャーINFを完走したので感想を書きます。他兵科はちょっとわからない。ネタバレ注意。

DLC-1 The Lost Days

前日譚ということで本編ストーリーに絡めた展開。

プライマーの試行錯誤が見れる回ですね。過去の周回の風景が見れます。まだEDFが(比較的)苦戦してない段階。

DLCは本編クリア後を想定してるので、その上でこのラストは面白いな〜という感じ。

終わり方はバッドエンド風味と言えど「EDFはピンチになると味方ごと敵を消すのも辞さないんだな〜」とか「ストーム1が居なくなってからプライマーの改変を迎えた集会もあるんだな〜」とか色々な知見が得られて楽しかった。

バッドエンドと言っても本編に続くことを考えると別に後味悪くないしね。

プレイ内容としては新種であるプライマル種がメイン。強さ的な話をするとα型、β型、飛行型のいずれにしても連続攻撃が特徴。どいつもこいつも痛い。ストーリーは良かったがこいつらと戦って楽しいかと言われると……

β型以外はそれぞれの変異種(金アリとか赤ハチとか)よりも硬い。しかも数で押してくる。

特に飛行型はやばい。こいつだけ格が違う。こう……堅い当てづらいまとめて攻撃できないはどれか一つだけにしてくれないか???あと見づらい。

γ型のでかいやつらは新しくて楽しかった。特にプレイヤーには脅威にはならないがビークルやビークルNPCには脅威になるってのは良かった。

アリ・クモ・ハチのいずれにしても硬い・痛いと放置できない割に数は多いし、アイテムを全然落とさないのはちょっとな……

『戦闘は強いけど地上でしか繁殖できないから長期的に見ると弱い』という後の周回で出てこない理由はしっかりしててよかった。(なぜかDLC2に登場してたが……)

正直なところ、どの敵もアイテムさえ落としてくれれば回復しやすくてもうちょっと快適にプレイできたと思う。火力が高いから体力が簡単に削れるわりに、アイテムドロップが通常種と変わらんのでなかなか回復できない場面があった。武器を稼ぐのも難しかったし。

武器稼ぎと言えば、タイプ0ドローンも登場してたけどそこまで絡んでこなくて残念だったな。なんでタイプ0と命名されたのかは不明だ(バトルドローンもいるし順当にタイプ2と命名されてもよかったと思うけど……)

タイプ0だけは火力がえぐいが装甲は柔いと他に比べると良心的。

DLC1の感想としては「ストーリーは面白いが出てくる敵が全部強すぎて快適なプレイはできない」という感じ。

DLC-2 Visions of Malice

DLC2はEDFの戦闘シミュレーションAIである『Malice』が暴走したという設定の話。クラーケンが登場してるので9周目の話ですね。(にしてもMalice(悪意)って名前つけるのよっぽど製作者の方が悪意あるだろ)

新敵はいずれも「兵士の証言等から作成したマリスの独自解釈の敵」ということらしい。なので実際に存在するかどうかは不明。

特にクラーケンなんかは「ネブラスカの農夫の証言1件」から作成してるので特に怪しい。サンプル数n=1だぞ……?

クラーケンの4本腕で泡を連射してくるやつと、クルールのガス吐いてくるやつは絶対許さないからな……!

本編でいっさい登場しなかったプライマル種が復活してるので、なんだかんだどこかの戦場で投入されてたのかな?

AIによるシミュレーションということでストーリーとは一切関係がない。逆に「現実にはありえない状況を用意しました」ということでマジでありえない状況があったりして本編じゃ絶対に味わえないようなシチュエーションがあるのはインパクトがあった。

ミッション内容は面白いのが多かった。印象に残ってるのは雪中行軍とか地下に金マザー3匹いるやつとかかな。

反面ストーリーはあってないようなもので、マリスが「死ね」とかいうジョークを飛ばしてくるのを楽しむくらいしかなったのは残念。

シミュレーションに囚われちゃったからストーム2と
「早くこのシミュレーションから脱出しないとな……」
「大将はどんな課題もクリアしちまう!きっとゲームも上手いんだろうな!」
「こんなことなら、たまにはゲームも遊んでおくべきだったな」とかそういう会話があったら良かったな〜。

あとは戦略情報部から「現在、マリスを停止する方法を模索しています」とかオペ子から「頑張ってください!応援してます!」とかそういうセリフがあるだけでもプレイ感覚は違ったものになったと思う。

「次のミッションは地底だよ♡」「嘘だよ地底じゃないよ♡」は笑った。

DLC1はストーリー重視で、DLC2はミッション内容重視という感じでしょうか。

我々はDLCに何を求めるのか

地球防衛軍のDLCをやっていると、「地球防衛軍のDLCに我々は何を求めてるんだ……?」と哲学的な問いが湧いてくる。

私にとっての地球防衛軍の面白さというのは以下のような感じになる。

  • 命を賭してでも市民と地球を守る雰囲気
  • 敵をまとめて吹き飛ばしたときの快感
  • 作戦がはまった時の詰将棋を解いたような爽快感
  • やばい数の敵を確実に堅実に減らしていった先に得る勝利

それは本編で必ずやってくれる。初代から続く伝統だと思う。

本編でそれらをやってくれるゲームの追加コンテンツで出て欲しいものはなんだろうか。

一つは本編よりも難しいコンテンツだと思う。DLC1にしろDLC2にしろ、本編より難しいのは間違いないし、それで良いと思う。

ただ難しいだけではなく、地球を守るという雰囲気がなければプレイそのものが淡白なものになってしまう。残念ながらEDF5なんかはそんな感じだったし、DLC2もちょっと近い。

問題は難しいというのはどの程度難しければいいのか、だと思う。

個人的にはEDF4.1のDLC1とか、EDF5のDLC1とか、それくらいがちょうどいい。今作のDLC2も一部を除けば適度な難易度だった。

ただもっと高難易度を!というものを求めてる人がいるのも理解できる。難しいとそれだけエンドコンテンツ的に無限に遊べるから。

これに関しては料理の辛さに似てると思う。私はピリ辛くらいなら全然楽しめるが、世の中にはデスソースを使った料理を美味しいと感じる人がいるのも理解はできる(食べたくはないが……)

この問いはラスト2つのミッションをプレイしてる時に特にずっと考えていた。どちらもバリアスを使って外周をぐるぐるして、何度も事故りながら何時間もかけてクリアした。(最初にも書いたけどレンジャー以外はクリアしてないので他兵科の難易度は知らない)

何時間も同じミッションをプレイするのは正直苦痛なのだけれど、このくらい難しい方が良い!という人もいるとは思う。マルチプレイとかもあるし、

ただ前述の話に戻ると、地球防衛軍のDLCはデスソースであるべきなのか、否かというのがプレイ中にチラチラと浮かんだ。

「DLCだから本編よりも楽しい体験を!」とするべきなのか「DLCだから本編では味わえないゲキムズ難易度を!」とするべきなのか。なんというか……難しいなと思った。

これに関しては答えがでないしまとまらないので、この辺にしておきます。


以前レビューしたゲーミングネックスピーカー、地球防衛軍のようなカジュアルなゲームにおすすめです。

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