パッシブアビリティ:駆け足
パッシブアビリティ「駆け足」は任意で発動することが難しく、その分発動した瞬間に何をするかが大事です。
「駆け足」は被弾したとき、もしくは攻撃がかすめたときに移動速度が上昇します。
自分ではなく敵による主導に発動なのでなかなか直接の戦闘には活かしづらいでしょう。
このアビリティは撃たれてからある程度安全なポジションを確保するためのもの、と割り切るのが良いでしょう。
具体的に言うと、移動中の広い場所で撃たれた時に安全な場所へ移動するまでの凌ぎですね。しかしその効果は優秀です。なんたって自動的に発動するし、逃げるということには腐ることのないスキルです。
「うまく使う」とか「使いこなす」というスキルではないですね。強いて言うなら不意打ちに強いので発動したらとにかく遮蔽部まで走ることを意識すると良いでしょう。
戦術アビリティ:スモークランチャー
このアビリティを使う時に意識して欲しいことは一つ。難しいことは言いません。一つだけ、意識してください。
それは「スモークは敵を妨害するためにある」ということです。
「いやいや、そんなのわかってるわ」と言いたくなる気持ちはわかります。ですが、こう言うと本質が伝わるのではないでしょうか。
「スモークが味方の邪魔になってはいけない」ということです。
撃つ時は目的を持って撃つべきなのです。「危なくなったから自チームを隠すために足元に撃とう」という考えはさらにチームに更なる危険を招くだけです。
敵とこちらの射線を塞ぐのが目的なら尚更、こちらを隠すのではなく相手の視界を潰すことを考えるべきです。
スモークは中にいるプレイヤーの視界をつぶし、周囲の状況を確認できなくします。
つまり周囲の状況を見るためにはスモークから出る必要があります。
スモークを打ち込まれたプレイヤーは、敵を撃つためには以下のプロセスが必要です。
- スモークの外へ移動する
- 敵を視認する
- 狙う
- 撃つ
対してスモークの外にいるプレイヤーからは
- スモークの中から出てきた敵を狙う
- 撃つ
というプロセスだけで済みます。突破が困難な防衛線を引く感じですね。
また、スモークを使うのは不利を巻き返すときであって、優勢のときではありません。
例えば「よし!敵が一人ダウンしたから今から詰めるぞ!」という時にスモーク焚きますか?焚きませんよね。
撃つ時には必ず「このスモークは本当に必要か?」を考えながら撃ちましょう。
敵がどこから来るかわからない場合に備えるときには足元に撃つのも有効です。例えば戦闘後のボックスを漁るときとか、味方を蘇生するときとか……。
最後になりましたが、味方のクリプト・シア・ブラッドハウンドなどのスキャン支援が得られる状況ならスモークをガンガン炊くのも手です。スキャンの際の一瞬は有利が取れます。
余談
- 敵の背景がリングに近い場合、敵が浮かび上がって表示されるのでデジスコ要らずです
- 高所にいる敵に撃つ場合、直撃させずとも角度によってはその上下の壁に向かって撃つという手があります(スモークは着弾地点から子弾が落下しますし、空中で爆発するので直撃させずとも視界を遮ることができます)
- 構えてからキャンセルしたい時は格闘押すといいです。それ以外にいい方法あったら教えて……。
- 回復中にもスモークを撃つことができます。
- 銃を構えていても撃つことができます。
- CS版だと煙付近だとエイムアシストが切れるので、SGやSMGを利用したインファイトがグダる可能性があります。ご利用は計画的に
(なぜかリングを背にした敵が見える図)
アルティメットの使い方
アルティメットのローリングサンダーは当てるものではありません。正直、ダメージを稼ぐという意味では弱い方のアルティメットになります。
発動からダメージ発生までのラグがある以上、当たったらラッキー、ダウンとれたらさらにラッキーというくらいですね。
敵の方向に投げても自分も味方もスタン効果で足が止まって詰められないどころか的になることもあります。
ローリングサンダーにはダメージのほか、スタン効果があります。広い場所でスタン効果を食らったら的になったら必至です。どのプレイヤーもそれがわかっているのでおそらく広い場所ではみんな必死になって避けるでしょう。
なので当てる武装というより、敵を退かせる武装になります。
敵を退かせるという意味で考えると、使う目的は以下の2点に絞られます。
- 高所にいる敵をずらす
- 戦線を硬直状態にする
高所にいる敵をずらす、というのはわかりやすいですね。
有利ポジを確保されて不利〜、とかもしくは建物を確保したけど屋上は敵に確保されてるなぁ、とかそういうときに使うと敵を屋上から下ろすことができます。
戦線を硬直状態にする、あえて時間を稼ぎたい時に使います。不利ポジだから移動したい、ダメージレースで負けているから回復するための時間稼ぎをしたい……そういうときです。
なのでとりあえずダメージを稼ぎたいとか、敵を見つけたから使うとか、敵にトドメを刺しに行くから使うとか、そういう時には使えません。
なぜなら、味方にもスタン効果は発動するからです。ローリングサンダーを使う際は常にこれを念頭に置いてください。
まとめ・総評
- パッシブアビリティ「駆け足」は発動したら有利ポジを確保するのがメイン
- スモークランチャーは(基本)敵に向かって撃つ
- ローリングサンダーは攻めには使わないし使えない。不利を巻き返すのに使う
バンガロールは総じて退くには強いが、攻めには使えないキャラになります。
「今、自分たちはどの程度有利/不利なのか?」バンガロールを使うにあたってはこれを常に意識する必要があります。有利なときにスモークランチャーは使えませんし、ローリングサンダーも使えません。
代わりに不利な時はその活躍が必要になります。敵の攻撃を止めるためのスモークランチャーに、敵の攻めを避けるためのローリングサンダーがあります。
撤退が活躍の場となるとカジュアルよりはランク向けだし、中〜上級者向けとなります。
逆に、上記の説明を頭に入れた上で使うことで初心者には上達の道が開けると思います。バンガロールは常に考えることが大事なキャラです。