【バンドリ】リサ姉の弟が登場して何が問題で、なぜ炎上したのか

スマホゲーム

『Bang Dream! ガールズバンドパーティ』内に登場する『今井リサ』通称『リサ姉』に弟がいたことが発覚(というか、設定が後付けされたと言った方が正しい)して炎上しています。

バンドリもしくはガルパ1を知らない人にとっては「百合ゲーに男が追加されたから炎上」くらいの認識かもしれませんが、実態は違います。リサ姉に弟が追加されたことによってそれまでのリサ姉というキャラクターが否定されることが問題、と言った方が正しいです。

この記事ではなぜ炎上したのか、なぜリサ姉に弟が追加されると問題なのかを記そうと思います。(バンドリを知らない人にもわかるように書いているので、知っている人にはやや冗長な表現があります)

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リサ姉とは❓

まず、今井リサこと我らがリサ姉を紹介しましょう。

リサ姉はRoseliaロゼリアというガッチガチの実力派ガールズバンドの中で、唯一輝いた女子力を持っている女性です。

どれくらい女子力が高いかというと、クッキーを練習前に作ってバンドメンバーに配ってくれてる。

女子力といえば、Roseliaのボーカル兼リーダーの湊友希那ゆきなが壊滅的にやばいことに触れておきましょう。プールがメインのレジャー施設に行くのに「水着が必要なの?」とか言い出す子です。

そんなポンコツリーダー友希那とリサ姉は家が隣の幼なじみの関係にあります。「Roseliaにクッキーはいらないわ」とか拒絶の姿勢を示されてもなんやかんや友希那を支え続けるのリサ姉は本当に幼なじみ力が高い。

ちなみにRoseliaの他のメンバーも、音楽に関すること以外基本的にポンコツです。どれだけポンコツかと言うと、リサ姉がバイトで練習を欠席した瞬間にバンドとして回らなくなるくらいです。空気が悪くなったのを感じた同バンドのドラム、宇田川あこ(最年少)が場を取りなそうとするくらいです。

Roseliaは当時あこちゃん以外高2で、あこちゃんは中学3年生です。年下が空気を取りなそうとするバンド……。

ちなみに『リサ姉』というのは、そのあこちゃんによる今井リサへの呼び名でもあります。姉力が高いリサのことを大変慕っています(ちなみに後述しますが、あこちゃんには実の姉もいます)。

炎上要点

ユーザーが怒りを感じてる点は以下です。

  1. 設定が後付けされた(しかも必然性もない)
  2. 後付けされた設定が完全に矛盾している
  3. 弟がいる設定が追加されると、今までのリサ姉の言動がサイコになってしまう

設定が後付けされた

まず、なぜリサ姉に弟がいるという設定が後付けだと言えるのか、というところから話します。

それはまずもって、2年ちょっと運営しているゲームなのに今までストーリー上でリサ姉が「弟がいる」なんて発言をしていない他、そもそも弟がいる描写がなかったからです。

弟がいる描写がない、というのはガルパを知らない人に説明するのは難しいので、気になるなら2019年9月より前のTwitterで検索してみてください。弟になりてぇという願望しか見つからないです。

後付けされた設定が完全に矛盾している

まず、最も出回ってる画像として、リサ姉は「お姉ちゃんって大変そう」というセリフを残しています。

上記の画像は、「宇田川巴」というキャラクターが「(妹のあこから)こんなメール送られてるんだけど〜」というのに対してリサ姉が「お姉ちゃんって大変だね〜」というシーンです。

普通、常識的に考えて自分もお姉ちゃんなら「お姉ちゃんって大変だね〜」とは言いません。弟がいる前提なら「巴のところは大変だね〜」とか「あこのお姉ちゃんは大変だね〜」とかそういう言い方をします。そしてこの話は次のリサ姉がサイコな人になってしまう問題に続きます。

リサ姉サイコ問題

ガルパって姉妹の関係性に悩むエピソードが多いです。いわゆる「さよひな」カップリングがその代表です。

さよひなは氷川沙夜さよというキャラクターが氷川日菜ひなという双子の妹との関係性に悩むというのを一年通して描きました。

沙夜はRoseliaというバンドに所属しています。リサ姉も同様Roselia所属です。先ほど、上記に出てきた宇多川あこもRoseliaで、その姉の宇多川巴はAftergrowアフターグロウという別のバンドに所属しています。

Roseliaには他に湊友希那、白金燐子などのメンバーがいますが、これらのメンバーは一人っ子です。今後設定が増える可能性を考えると、白金燐子に関しては今のところ一人っ子、という感じですが(友希那は名言されているハズ)。

で、妹のことで悩む沙夜は同バンドメンバーのあこの姉、巴に姉妹のことについて相談をします。対して仲の良いわけでもない、高校もバンドも使用する楽器も違う、バンドメンバーの姉というほぼ接点のない巴に相談するのです。たまたま会ったというだけで。

沙夜は日菜との関係にめちゃくちゃ追い詰められていました。孤高を貫いていた沙夜さんが人に相談するならまず、同バンド内で人当たりの良い、そして弟がいるはずのリサ姉に相談しに行くべきですがそうもしませんし、逆にリサ姉もそういう相談を始めようともしません。

リサ姉が沙夜・日菜の両名と仲が悪いということはなく、日菜とはバンドが違えど仲の良いクラスメイトという間柄です。その証拠に、日菜はリサ経由で当時ギクシャクしてた沙夜に七夕の予定を聞きます。

つまり何が言いたいかと言うと、面倒見がよくて後輩から「リサ姉」と慕われてるほどのリサ姉が、自分も姉弟であるにも関わらず姉妹問題に何も言わないのは明らかにおかしいということです。

リサ姉も「姉」という立場であるにも関わらず、そう言ったことに一切言及しなかった。となるとリサ姉は精通もしていない弟(後述)の存在をひた隠しにしたかったことになります。

いやもう……怖いよ。

なぜリサ姉に弟がいると問題なのか

さて、リサ姉に弟がいるという設定の矛盾点を書いてきましたが、個人的に問題はそれだけではありません。

リサ姉にはほぼ公式と言っていい「リサゆき」のカップリングがあります。まぁもうほんと、ガルパ内で定番と言っていいでしょう。私自身はカップリングがどうというよりもリサ姉単独の魅力が好きだとは言っておきます。
Poppin’Partyの「かすあり(GtVo × Key)」、Aftergrowの「らんモカ(GtVo × Gt)」ハロー、ハッピーワールド!の「みさここ(DJ × Vo)」のような各バンドを代表するカップリングに位置します。ちなみにリサゆきは Ba × Voです。

"<citeバンドリ!ガールズバンドパーティ! Roselia Stage 1より

で、このリサゆきのカップリングはリサがポンコツ友希那をひたすら献身的に支えて、友希那もたまにデレるというのがミソです。ここが尊みポイントです。

ここまで友希那のことをひたすらポンコツと書いてきましたが、具体的にどうポンコツかと言うと、バンド内の潤滑油として、バンド外への清涼剤としてあらゆるキャラから慕われてるリサ姉と対照的にとにかくコミュニケーション能力が低いです。協調性が薄い!

打ち上げに誘うリサ姉と拒否ろうとする友希那<br/><cite>バンドリ!ガールズバンドパーティ! Roselia Stage 1より</cite>
打ち上げに誘うリサ姉と拒否ろうとする友希那
バンドリ!ガールズバンドパーティ! Roselia Stage 1より

コミュ力が低いと言ってもオドオド系というわけじゃなく(それは既に同バンド内の燐子というキャラがいる)、人の気持ちを推し量るのが苦手なタイプ。言ってることは正論だが伝え方がきついとかそんな感じ。不器用な方向に空回りすることも多いです。

Aftergrowとの会話。これはどっちかというとAftergrowの方に問題がある気がするが
Aftergrowとの会話。これはどっちかというとAftergrowの方に問題がある気がするが

まぁ不器用とは言っても別に他者に攻撃的であるわけじゃなく、思ったことを素直に言っちゃう傾向があるだけで、褒めるところを素直に褒めてくれるのは友希那さんのいいところです。

そんなポンコツ友希那さんに対してリサ姉は同バンドメンバーで学校の後輩でもあるあこちゃんに「リサ姉」と呼ばれるほど面倒見の良さに定評があります。そして女子力も高い。

周囲に気を配れるリサ姉は友希那に対しては特にずば抜けて献身的です。その愛は深く、仲が悪い時期があっても友希那のことを想ってマフラーやセーターを編み続けるほどです。お母さんか。

この献身的な性格はきっと友希那への一途な愛情で、性格が悪い(と誤解されがちな)友希那を支えるためのものなんだ、と思っていたのですがリサ姉に弟がいるとなると話は変わってきます。

今までのリサ姉は一人っ子だけど周りへの配慮ができて、特に友希那への面倒見がいい人でした。その字面だけでも深い友情を感じます。

しかし弟がいて友希那への面倒見がいい人となるとそれはただの世話焼きな人になってしまいます。

なんというか……リサ姉の性格のよさの理由が「幼なじみへの一途さ」から「(弟がいる)お姉ちゃんとしての気配り上手」になってしまった感があるというか……。

言語化が難しいのですが、幼なじみに深い愛情を注いでると思ってたら、弟がいることによって「言うほど深くないんじゃね?世話焼きなだけじゃね?」という感が出てきたのがイヤなんです。

仮に登場したのが妹(女)だったら問題ない?

さて、ここで閑話休題。

この件に関してよく「バンドリーマー、男が出てきて発狂」とか「男が出てきただけで発狂する百合厨w」とか言っているのを見ますが、それに対する回答を書いておきます。

弟じゃなくて妹だったら良かったのか?答えはノーです。今より悪い。

仮に追加された設定が妹だったらとんでもなくシナリオに矛盾がでてきます。

リサは妹がいないと明言しています

それだけでなく、上記の発言がなかったとしても「姉妹の姉としての立場で悩む沙夜」が「姉妹の姉であるリサ」を無視して「姉妹の妹でバンドメンバーであるあこの姉の巴」に相談するのはおかしいです。

そもそもこの設定いる?

というかそもそもこの発言が出てきた経緯が謎です。

なんというか……うーん。この発言で何を示したいのかよくわからないんですよね。

リサ姉が編み物が好きってのは前からわかってたことだし、
「弟に押し付けてる」って言うくらいなら
「友希那のために編んでる」って言った方がみんな幸せだし、
「作りすぎて余っちゃうくらい編み物が好き」で余った成果物を押し付ける相手が必要ってなら従姉妹(性別は別にどっちでもいい)にあげるとか、ママやパパにあげるとか、そこらへんでよくないですか?

なんでわざわざ弟を追加するのか本当に謎です。

木谷氏の発言について

ブシロード取締役の木谷高明氏はこう言っています。

「お父さんとチンチンが勃たない弟までは出ていいと、10歳くらいまでは出ていいんじゃないかと僕は言ったつもりなんですけど、いつの間にか弟という設定だけでなんかああなったんですよ」

いやマジで、問題の本質はそこじゃないんですよ。別に男が死滅した世界じゃないから男が出てきたっていいんです。そんなこと言ったら高校2年生のはぐみに兄はいるし、プレイヤーの化身たる新人スタッフだっていますし。
ちなみに新人スタッフくんはストーリー上でほとんど息してないです。

単純に、今までのリサ姉というキャラの根本が変わっちゃうのがイヤなんですよ。

そこを総本山の人には理解してほしい。

(あとこの発言を聞いて「この設定はやっぱり後付けなんだな」と思いました。後付けじゃなかったら「しかるべきタイミングで出す必要があった」とか「後の展開のためにここで出す必要があった」とか言うと思います)

今回の騒動に関する私の想い

なんというか気力が萎えてます。リサ姉のことが嫌いになったということはありません。

好きなのは変わりませんが、こんなことをされると今後もバンドリというコンテンツを追いかけていく気力が湧きません。

というかですね、今までのシナリオの流れを無視して「弟がいないとは言っていない」というだけで弟の設定を追加されるのはちょっと今後の展望に不安を感じるわけですよ。

というかマジでそれが通るなら極論「○○に彼氏がいないとは言ってない」理論で○○の彼氏を追加することが可能になっちゃうんですよ。さすがにそこまではしないと思いますが、半分百合コンテンツとして追いかけている身としてはキャラの設定と関係性というのは非常に大事なんです。それをポコポコ変えられると……。
ちなみに残り半分は音楽が好きで追いかけてます。

マジでこんな感じです。リサ姉のことなにも知らなかったのか……という感じです。
ポジティブに「まだまだ知れることはたくさんあるんだな」と受け取るか、
ネガティブに「今まで私が想像していたリサ姉は妄想で、理想を押し付けてただけだったのか……」と受け取るのは人それぞれだと思いますが、私は後者でした。

そしてこれだけ燃え上がったのを見ると、後者はマイノリティーではないんじゃないだろうかと思います。

本音としては弟設定はなかったことになってほしいものですが、そんなことはしないでしょうね。

とにかくしばらくは「今まではリサ姉が一人っ子だった世界線」、「これからはリサ姉に弟がいる世界線」と勝手に分けてガルパをプレイしていくことになりそうです。


  1. 『Bang Dream』コンテンツ(略称バンドリ)のソーシャルゲームが『ガールズバンドパーティ』(略称ガルパ) ↩︎