お便りです。
いつも、つるぎろぐさんのr6s記事を参考にさせていただいております。
自分はよくashを使うのですが、ash凸がうまくできません。
建物内に入って、すぐデスすることが多々あります。
また、デスはしなくても、突撃に手間取ってしてしまい、結局凸になっていないということもあります。そこで、ash凸の方法やコツについて、詳しく教えていただきたく思います。
よろしくお願いします。
えー、まずは質問にお答えする前に、私はアッシュ凸に関して否定的だと言っておきます。というか実は他の記事でちらっと書いてたりする。
TIPS.アッシュ凸とは開幕に敵陣に突撃して、準備フェーズ気分が抜けていない防衛側をキルする戦い方である。
ASH凸のポイント
まずは質問にお答えします。
アッシュで突撃する時のポイントを箇条書き。
- むやみやたらにアッシュ凸を行わない
- 索敵するところ、すべきでないところはきっちりわける
- 引くことを覚える
一つ一つ見ていきます。
1.むやみやたらにアッシュ凸を行わない
そもそもアッシュ凸というのは意表を突くのがポイントであって、来るとわかってたり、もしくは来る前提で構えてる相手には負けます。
アッシュ凸というのは切れるカードの一つで、むやみやたらに使っても効果は発揮できません。
意表を突くという意味では、「この敵は全然アッシュ凸警戒してないから次のラウンドでは使ってみるか」「この敵はあんまり遊撃してないから、一気に詰めるのは有効だろうな」「今まで味方も含めてチームで慎重な動きをしていたから、スタイルを一気に変えて突っ込むか」とか、そういう読み合いの上で使うものです。
「初手からいきなり突っ込めー!」とか「さっきは失敗したけどもう一回突っ込めー!」ではただの愚策です。
2.索敵するところ、すべきでないところはきっちりわける
アッシュ凸はスピードが命なので、索敵は可能な限り省きます。逆に慎重に進まなきゃ行けなくなった!とかで慎重になるのは大いに結構です。アッシュ凸は失敗する余地があるなら、失敗するの典型例です。そしてアッシュ凸にこだわる必要性はありません。しなきゃ勝てないというわけでもありませんし。
可能な限り省く、というのは「まぁここら辺にはたぶんいないだろ」というのを省くということです。前方だけ警戒して、あとは目標前まで進みます。
すぐに目標部屋に入るよりも「まだ攻撃側は来てないだろう」と油断して無警戒で移動するオペレーターのキルを狙った方が良いです。もしくは、油断して補強とかガジェットを設置しているオペレーターのキル。
隙を見て入ることが大事で、隙がないところに入ってもしょうがないです。
3.引くことを覚える
オールキルを狙って突撃するよりも、有利なポジションを確保したら味方の前進を待った方が良いです。要は調子に乗りすぎないということですね。
タチャンカも言っている「英雄になろうとするな。必ず失敗する」という言葉を噛みしめるべき。もしくは故DIKer氏の「引くこと覚えろカス」でも良い。
ASH凸否定論
そもそもまず、なぜアッシュで開幕に突撃する必要があるのでしょうか。
いや確かに、未だに私は開幕に突撃してきたアッシュにやられることはあります。ここで『私は〜』と書くと『いや、お前は何者だよ』と言われそうなので一応書いておきます。私はソロでプラチナを毎シーズン達成する程度にはこのゲームやっています。
ソロチナ達成しました #PS4share pic.twitter.com/x31dquJLx5
— つるぎ🍵 (@TsurugiCha) December 16, 2018
それでもやられるのは大抵、突撃してきたアッシュと交戦した結果負けたというだけで「アッシュ凸で不意を突かれたから負けた〜」という場面はそうそう無い……というか皆無と言っていいです。
アッシュ凸の強み、というかなんというか、成功したら防衛側に大打撃を与えられますし、攻撃側は容易に拠点へ進攻することが可能になります。成功すれば。
通常、攻撃側は攻めるためにドローンを回し、防衛側は守るためにカメラを見ます。R6Sというゲームは何をするにしても索敵をするかしないかで結果に大きく影響が出ます。つまり索敵をしないで突っ込むというのは愚の骨頂であり、このゲームの流れやシステムを一切無視していると言っても過言ではありません。
基本的にアッシュ凸が成功する要因といえば一つ。奇襲で防衛側の油断を突く。それだけです。
しかし奇襲が成功するかどうかは索敵をしない以上は運次第で、成功して倒せるのはせいぜい一瞬のうちに1〜2人くらい。オールキルとなると更に運ゲーで、それはもはや敵の失敗です。敵の失敗を期待した戦い方というので常勝できるのは敵が自分より格下の場合だけです。
アッシュ凸を行なった結果として、オールキルでチームが勝てればいいかもしれません。
逆に失敗した場合、攻撃側の他のメンバーからしてみればいきなり4vs5になるし、迷惑もいいところです。1人殺して1:1交換にしたところで有利不利は変わらない……というか防衛側がランダムに死ぬと考えて、こちらは貴重なブリーチ要員が死ぬと考えるとなかなか嫌なものがあります。まぁ1:1交換で死んでもいいOPって想像できないですけど。ピック率が低いカピタオですら役割がある。
勝てるアッシュ攻め
前述した通り、このゲームで勝敗を大きく分ける最大の要員は索敵です。突入する前に索敵をしましょう。
準備フェーズ中に突撃する通路を覗けるようにドローンを置いておきましょう。
準備フェーズが終わったらドローンを見て敵がいないか確認し、進攻。んで続いてのポジションでまたドローンで索敵……。あれ、全然突撃じゃない。でも、こんなもんじゃない?
建物内に入って、すぐデスすることが多々あります。
また、デスはしなくても、突撃に手間取ってしてしまい、結局凸になっていないということもあります。
ここら辺で死ぬ要因を考えるとやはり最終的には索敵不足もしくは索敵負けという所に行き着くんじゃ無いでしょうか。
ASH凸を再考する
まぁしかし、アッシュ凸というのは奇襲・意表を突くという意味では有用です。
ASH凸の問題点としては、奇襲である割に情報量が少なくていきあたりばったりであるということ。そして捨て身に近しいので逆にどこから反撃を受けるかわからないこと。……奇襲にしては致命的だな〜。
しかし先ほど私は書きました。「奇襲が成功して倒せるのはせいぜい一瞬のうちに1〜2人くらい」と。
では逆に、アッシュで最初に攻め攻めの姿勢で1人キルして帰る、というのはどうでしょう。こちらは割と可能性がありそうです。これくらいなら戦法として許容範囲、なのかなぁ。
「引くこと覚えろカス」という言葉は汚い言葉ですが、FPSプレイヤーとしては一度は噛みしめる価値のある言葉じゃないかなぁと私は思います。
いずれにせよ速く攻めるというのは良いことです。残り15秒のアナウンスを聞いて動き始めるくらいなら、初手からガンガン行こうぜの方が勝率は高い。
ASH凸になぜ否定的なのか
戦略や立ち回りというのは人それぞれで、相手がどのような動きをしてくるかはマッチごとに変わってきます。だから自分がワンパターンな戦法を取ろうとそれがハマるかハマらないかはマッチ次第です。
このゲームの攻撃側は攻めないと勝てませんが、基本的にどんな行動にもリスクはつきものです。不意をつける!と確信して突っ込んだら索敵不足で死んだり、有利だったのに肝心なところでエイムがガタガタで負けた……、とかザラです。(一応書いておきますが、防衛側は守れば勝てるというわけではなく、場面によっては攻めに転じないといけません)
しかし同じリターンを得られるなら、リスクはもちろん小さい方が良いです。「不意をつける!」と確信して突っ込むのと「不意をつけるといいなぁ」で突っ込むのでは結果が同じでもリスクが違います。
この場合のリスクは安定性と言い換えてもよく、リスクが高いということは安定性に欠けるということです。同じ結果を見ても「おお、敵の不意をついたうまい行動だ」と「いや、運が良かっただけだよねそれ」という差があります。
これをアッシュ凸に当てはめると、「索敵なしで突っ込んだ結果」で勝てるのは結局「運が良かっただけだよね」という評価になります。いやもちろん、ゴリ押しで勝つためには本人の実力も必要ですが、ゴリ押しで勝てるということはお互いが下手か、もしくは実力に圧倒的な差がある場合のどっちかです。それか運。
アッシュ凸というのはオールキルしてる動画などが多く挙がっていてセンセーショナル(魅力的)に感じますが、少なくとも(お互いが下手じゃないのならば)同格相手にやることじゃないです。それが安定して通じると思うのなら相手をナメすぎ。
というわけで、もっとうまくなりたいな〜と思うレベルの我々がするのはただのネタプレイです。絶対的に自信があるとかならともかく。
このゲームはアッシュ凸がうまくなくても上達できるし、上達するのにアッシュ凸は必須ではないし、アッシュ凸を練習したところで上達できるわけではないと私は考えています。むしろ逆に、上手くなったらアッシュ凸ができるようになる、くらいの因果関係だと考えています。
「味方弱いから俺一人で突っ込んだ方が勝率いいんじゃね?」という理由で突っ込む人もいるでしょう。味方の成績トップがそう確信して突っ込むのなら私は自分の不甲斐なさを恥じますが、そうでもなく「俺は英雄になる!」とばかりに初手から突っ込むのはただの愚行です。
ASH凸から学ぶこと
そうは言っても、あるところにおいてはアッシュ凸は大切なことを示しています。それは攻めるなら速い方が良いと。このブログでも何度か言ってきましたが、目標に入るなら15秒前より45秒前の方が強いです。
また、索敵もドローンを回すことは大事ですが、回し過ぎは無駄です。カベイラでもいない限りドローンとヘッドホンを頼りに索敵を省略することも大事です。
私基準で言うなら「9割方いないだろ」と言う場合は索敵を省略する場合があります。時と場合によりますが。
なんにせよ、索敵は大事だし、それを如何に省くかも大事です。
終わりに
アッシュ凸の方法やコツを教えてくれ、と聞いてくれた質問者さんにとっては本筋と関係ないことをグダグダ書いてしまいました。
ただ今回はそもそもなぜアッシュ凸をするのか考えて欲しかったという想いがあります。決してアッシュ凸をする人を責めてるわけではないです。
このブログの目的は2つありまして、その1つは私個人の意見を書き出すこと。私個人の意見というのは常に物事の正解というわけではなく、2つ目の目的として私の意見を参考に自分自身の意見を持ってもらえたらというものがあります。私の意見を一蹴するも肯定するも、そこは自由です。
お便りもそういう観点で書いています。ただの答えを期待しているなら質問サイトでいいですし、私に質問してくれるということはきっと私なりの観点を個体してくれてるんだろうな、よーしパパ張り切っちゃうぞーという感じで書いています。
というわけで、これからも気になった点があったらお便りを送ってくれると嬉しいですし、この記事を読んで「いや、俺はこう思うぜ」って人がいたらコメントなどして頂けると幸いです。
自分もアッシュ凸は否定派で同意見ですね
ぶっちゃけアッシュ凸は、実況者が撮れ高撮るためにわざとやったり、たまたま上手くいったのを動画に残してるだけで戦術と言えるほどのものではないと思います。
そんな動画を真似しようとしてアッシュ凸して即デスして途中抜けするkidsがいることが何よりも闇だと思います笑