最近RAFTをプレイしている。
内容としては海に沈んだ世界でイカダで漂流するサバイバルもの。この一文だけで気になるというサバイバル好きには間違いなく合うと思う。
最初は漂流物から手に入れたジャガイモやビーツを焼き、ヤシの葉で作った蒸留機で水をちびちび飲むところから始まる。
と書けばなんか悲壮感や難しさが漂うが、実際のところは死なないだけなら難しくない。延々と流れてくるタルからジャガイモを取り、ヤシの葉で作った蒸留機に火をくべて海水から水を作ればよい。
このゲームはアイテムをクラフトして拠点を自由に拡張していくタイプのゲーム。
往々にしてそういうゲームは自由度が高い反面、説明が少なく何していいかわからん、何を集めればいいかわからん、どうやればアイテムを作れるかもわからん……ということがありがち。
ゲームを始めるにあたって、Wikiを見るところから始めなきゃ……というゲームも珍しくはない。昔はMinecraftもそうだったしな……!
ところがRAFTは違う。Wikiを見なくても手軽に始められる。なぜなら何をすればいいかはっきりしてる上に、何をしたら何ができるかがわかりやすいから。
基本的には漂流物を集めて生き残る。あとは作れるものを作っていけば進め方も自然にわかってくると思う。ゲームに慣れている人なら特につまづくことはないんじゃないかな。
慣れてきたら、今のままだと忙しいからもっと楽をしたいな……。楽をするためには、このツールを作ればいいのか……!このツールを作るためにはスクラップをかき集めればいいのか……!という具合に、すいすい進められる。
ヤシの葉蒸留機は木の板を燃やして海水を蒸留する。常にコップ1杯分しかストックできない。
しかしそこからソーラー蒸留機を作るとあら感動。燃料なしで4杯分も水を貯めることができる。
そんな感じで感動のステップアップをしながら、海で資材を貯め生き抜いていく必要がある。
ちなみにただ生き抜くだけではなく、メインストーリーもあり、目標の島々を駆け抜けていくことが目的になる。
ストーリーは各地の海に沈んだ世界のなか、人が暮らしていた集落を巡っていく。それらはもう既に人がいなくなっており、島に残されたメモをたぐりながらどうやってその島から人がいなくなったかを探っていく。
このゲームはソロでもマルチプレイでも楽しめる。サバイバル系で人数が増えたらヌルゲーにならないか?という懸念があるかもしれないが、人が増えたらそれだけ食べる口が増えるのでみんなでせっせこ働かなければ生きていけない。
ソロだと孤独と戦いながら食糧を調達しつつ、水を確保し、イカダを増築し、道具を作り……と色々なことをやることになる。
マルチだとそれらが分業になる。誰かが釣った魚をひたすら薪をくべながら焼きながら水を作る人。ひたすら流れてくる資材を拾う人。拠点を拡張する人。
役割分担ができる分、人数も多いので結局水はたくさん減っていくし、たくさん食糧も減っていくし、拠点も広くなくちゃいけない。
マルチではみんな最初は好き勝手動くかもしれないが、ある程度たつと役割を分担した方が効率いいということに気づく。はえー文明ってこうやってできていくんだなーと謎の社会勉強にもなる(?)
そんなこんなでRAFTが楽しい。サバイバルものだったりポストアポカリプスものが好きならおすすめ。