デスクのミニマル化に悩んでる全国1億人(推定)の皆さんこんにちは。
ケーブルを極力なくす方向でデスクを作っていて、オーディオの部分だけ苦慮してたのですが結論が出ました。結論だけ言うと SteelSeriesの Artics Nova 7P か Artics Nova 9を買いましょう。

ゲームオーディオのミニマル化、めちゃくちゃ難しい
ゲーマーがデスクを小綺麗にしようとする時、オーディオってめちゃくちゃ難しくないですか?私は難しい。
まずPC。これは簡単。どんな状況でもイヤホンなりヘッドホンなりをPCに繋げれば解決。
PS4/PS5ならコントローラーにイヤホンを挿すだけで解決。もしくは純正のヘッドセットは安くて強い。性能がね。
ではSwitchなら?スピーカーかあるいはテレビ/モニターのイヤホンジャックにケーブルを刺すか、USB/Bluetoothも使える。
ではSwitchやPS4/PS5でゲームをしつつ、LineやDiscordで通話したい場合は?うーん、難しい。音を聞き分ける必要のないカジュアルなゲームならそれこそスピーカーとスマホから垂れ流せばいいですが、FPSみたいな対戦ゲームをする時は厳しいですね。
世の中にはゲーム用の簡易オーディオミキサーもある。
でもこういうのってケーブルがめちゃくちゃ増える。持ってるスマホがiPhoneなら変換ケーブルも必要。しかも(高価なものを購入すれば解消できるけど)既存のスピーカーとの共生が面倒(逐一ケーブルの切り替えが必要)
一つの解としては、入力端子が二つ以上あり、出力端子もあるスピーカーを購入するのもアリ。
私は以前、Creative T10を利用していました。これは音も良くトーン調整もでき、なにより通話するときはスマホからケーブルをスピーカーに繋ぎ、イヤホンも繋げばそれだけで通話ができました。スピーカーとイヤホン環境の共生が楽。
ただこういったスピーカーは得てして大きい。モニターアームを使ったとしてもモニター下に置けないほどの大きさで、場所を大きく使います。
しかもPS4時代ならそれでも良かったのだけど……PS5になってから問題が発生。PS5はVCの声をマイクがあるオーディオデバイスにしか出力してくれない。
PS5はスピーカーにVC音声を出力してくれないのです。当然、スピーカーに挿しているイヤホンにも聞こえない。スピーカーしかない場合はVC音声はDualSenseに出力されます。
本命の通話相手はもちろんスマホですのでそちらは問題ありませんが、たまにいる野良で喋る人の声が聞こえないのは若干ながらストレスです(野良VCはオフにしている人もいるでしょうが……)
これが最適解だ!
要約するとゲーマーにとってのオーディオの問題点は以下です。
- 2入力1出力は地味にむずい
- 2入力1出力しようとするとケーブルがゴチャる
- PS5はVCができるオーディオデバイス以外にVCの音声を出力してくれない
- Bluetoothは遅延が気になる
そう言う悩みをまとめて解決してくれるのがこれです。
これ、何かがすごいって無線で2入力できるんです。Bluetoothと専用USBドングルの2つから。専用USBドングルはType-Cですが、Type-Aへの変換アダプターが付くのでSwitchでも利用可能。
Bluetoothをスマホに繋ぎ、USBドングルをゲーム機に繋げばそれだけでOK。通話もできるし、ゲームの音も聞こえます。もしゲーム機を切り替えるならUSBドングルを差し直す手間はありますが……そもそもそんなに切り替えることはないでしょう。
Bluetooth全盛の時代にUSBドングルなんて……と思う人もいるかもしれません。ただPS5はBluetoothオーディオに対応してない上に、Bluetoothはラグが強いのでゲーム向きではありません。USBドングルのような独自規格の無線はかなりラグが少ないのでゲームでも不都合はありません。
冒頭に紹介したArtics Nova 9でも同じことはできます。こちらはUSBドングルがType-Aなのと、PS5の3Dオーディオ規格である『Tempest 3Dオーディオ』に未対応なのが違いです。
買う前に気になってたことへの回答と、買ってから気になったこと
いくらか買う前に気になってたことがあったので、自分への回答として残しておきます。
Q. Switchのドックにも使えるか→Type-A変換を使えばいける
Q. Nova 7P のAmazonページに書かれてる PS5専用ってなんだよ→Tempest3D対応。あと右側のダイヤルがChatMix(無印版)かサイドトーン(7P)なのかの差がある。
ChatMixはPC専用機能で、ゲーム音量とVC音量のバランスを調整できる。サイドトーンはループバック(自分のマイク音声が聞こえる)の音量調整ができる。別にPS5でしか使えないわけではないので案外どっちでもいいと思う……。
Q. BluetoothとUSBドングルでの同時接続時にマイクはどうなる?→マイク入力はBluetooth側に行く。USBを挿してる側もマイクの存在を認識はしてるが入力はない。
Q. 有線接続もあるが無線と併用できるか→できない。有線接続時は強制的に有線オンリーになる。
買ってから気になったことは以下のような感じ
- 操作がややわかりづらい→無線入力が2系統あるからしょうがない側面はある
- 説明書が説明不足→説明書が簡単だしWebマニュアルあるのかな〜と思ったらないのかよ!って思った
- SteelSeries GG(専用アプリ)が使いづらい→というよりきちんと設定できてるかもわからん。サイドトーンダイヤルが最初機能しなかったが専用アプリを繋いでガチャガチャしたら動くようになった
- サイドトーンいらなくね?→いらなくね?
- USBドングルの形どうにかならんかったのか→左右に幅が広いのでPCによっては物理的に干渉する。私はL字アダプタを購入しました。
ついでに買うといいもの
以前記事を書いたけど、こういう使用ごとに充電ケーブルを抜き差しするようなデバイスはマグネット式充電ケーブルを購入すると非常に抜き差しのストレスが減ります。充電端子が違うことのストレスも減るし。

あとC→A変換ケーブルが付属してると言いましたが、マジでケーブルなので邪魔。長い。なので変換アダプターを購入するのもいいです。
余談
スピーカーは以前Creative T10を使ってると書きましたが、今はAmazon ベーシックのスピーカーを利用しています。コンパクトで音も良く気に入っています(光るのが気に食わないので分解して光らなくしていますが)
あとUSB-C to A の変換は本来はUSB規格違反なので注意が必要です。充電以外に使うなら問題ないでしょうが……。
参考:危険!USB-C→USB-A変換アダプターは“規格外”だぞ!!|8vivid
総評
使い心地、非常にいいです。
普通のヘッドセットと違って、マイクが収納できるので使わない時はしまっておけるのがいいですね。見た目もうるさくないですし、物理的にも邪魔じゃない。

ケーブルを気にしなくてもいいのがいいですね。しかも通話相手とのアプリを選ばなくいいのがえらい。これでもうPS5でもSwitchでも通話が怖くない……!
記事中の画像は公式サイトから引用しています。
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