当然のことながら、めちゃくちゃネタバレなので注意!
【地球防衛軍6 】時系列(時間軸)をまとめてみる
↑別件の記事(表だけでもみると理解が深まるかも)
時間戦術以外の考察も書いていましたが、めちゃくちゃ長くなって収拾つかないのでとりあえず時間戦術に限った考察を出していきます。
はじめに
記事では便宜上、n周目、n.5周目という言葉を使います(nには各周回の数字が入る)。
n周目は作中ではEDF6、EDF7と言ったストーム1とプロフェッサーがプライマーに対抗して過去を改編しようとしている時間を指します。
「翌日」〜「くだんの日」に見られるプライマーがタイムスリップして人類がボコボコにされている時間のことをn.5周目と記載します。
つまり7.5周目のように書いた場合はM78『翌日’’』〜M82『くだんの日†††††††』を指します。この周回は人類がスキュラとの決戦に負けた時間軸です。
M137『訪問者’’’’』とM144『翌日’’’’』について
考察というより解説。

〜M137『訪問者’’’’』は9周目だが、M144『翌日’’’’』は9.5周目と、実は違う時間軸。
今までプライマーは『訪問者』ミッションで過去にタイムシップを送り歴史改変を繰り返している。
それに対してプロフェッサーは7週目のあたりから「このへんの時間、このへんの場所にタイムシップを送り込んでるんじゃないか……?」という予測をしてタイムシップが時間を超えてやってくる瞬間を探していた。
9週目のM137『訪問者’’’’』でタイムシップが向かった先は???『危機迫る山頂’』

これを撃墜した結果、ほぼほぼ9周目と変わらないタイムラインでM144『翌日’’’’』を迎えることになる。

プライマーの転送能力
地球防衛軍6のストーリーを理解するにあたって、抑えておくポイントは2つほどある。
- プライマーは(タイムスリップとは別に)不確定ながらも未来を知る能力がある
- タイムスリップをしても未来がすぐに変わるわけではない
まず(1)の未来を知る能力について。
プライマーはリングが破壊されない限り時間戦術が使えるのは自明の理。しかしM145『リング破壊作戦 前篇』で情報部から発せられる以下の予測がある。
「守りが固い。敵は我々の陽動作戦に気が付いているというのか?」
「可能性はあります。プライマーは限定的ながら未来を知る力がある。そう考えるべきでしょう」
「くだんの日」や「リング破壊作戦 後篇」時にはその場で過去にタイムシップ船団を送る時間戦術を行なっていない。なぜかというと「時間戦術を行うには相応の準備時間がいる」からだと思われる。それ以外に理由がない。
絶対正しいとはいえないが、しかしM26『漂流者』で以下のようなセリフがある。
情報部「これまで確認されている転送装置は、すべて受信装置でした。 つまり、出口です。どこかにある入り口から入り、受信装置という出口から出てくる。 そうだったはずです」
ここからわかることは、出口に対となる装置がない転送は普通じゃないということ。逆説的に言うと、これが当たり前のようにできるならテレポーションシップやテレポーションアンカーのような転送装置は必要ないことになる。
リングとの戦闘時も「敵がタイムリープを行おうとしているぞ!阻止しろ!」のようなシチュエーションがないため、やっぱり相応の準備がいるのだと思われる。エネルギーをめちゃくちゃ使うとか……。
プライマーが人類を滅ぼす理由
一言で言うと、以下のプロフェッサーのセリフに集約される。
「これ(火星に毒を撒いた件)が人類を滅ぼそうとした理由だ。未来を知った者はそれを変えることができる。プライマーは人類に存在を知られてはならなかった。絶対に」
つまり、未来のプライマー文明の存在がバレると人類が何らかのアクションを起こし、結果プライマー文明が誕生しなくなる。
プライマーが侵攻しようとしまいと人類は火星に干渉してしまうのだろう。だから見つかったらやられる前にやるしかない。
もうちょっと深く掘り下げていく。
簡単に歴史をまとめてみると
- 人類、十万年後くらいに滅びる
- プライマー、数十万年後に火星発端で栄える
- プライマー、怪物はびこる地球に降り立ち人類の痕跡を発見する
- プライマー、十万と数千年前のインドに降り立ち物見遊山。神様ごっこをする
- プライマー、地球にテレポーションシップ(に酷似した船)を墜落させる
- 人類、西暦2006年に墜落した船を発見、翌7年にEDF発足
- プライマー、西暦2027年にリングを出現させる。5年タイムスリップし2022年から侵攻開始。
という感じ。この歴史と時間戦術を繰り広げるプライマーに対し、プロフェッサーが呈した疑問は以下の2つ
- プライマーはなぜ人類を滅ぼそうとするのか
- プライマーはなぜこの時間にこだわるのか(もっと遡ってもいいのではないか)
この2つは明確な解説がないが、つなぎ合わせていくと見えてくるところがある。
プライマーが人類をほろぼす理由 Part1
まず「なぜこの時間なのか」という疑問。プロフェッサーが言ってる通り、地球が欲しかったり人類を滅ぼしたかったりしたいなら「人類がいない時代にでも降り立って支配すればいい」
一言で言うと「親殺しのパラドックス」を避けるため。プライマーはこれを避けるように頑張っていたが、とうとう人類が引き起こしてしまった。
これはラストのオペレーションオメガと同じ話。オペレーションオメガでは以下のようなパラドックスが発生した。
「プライマーが攻めてきたから火星文明の誕生を防ぐために火星に毒を撒く」
→「結果、プライマー文明は誕生しなくなる」
→「誕生しないならプライマーの侵攻が始まることもない」
→「プライマーの侵攻がなければ人類は火星に毒を撒かない」
→「プライマー文明が誕生して地球に侵攻する」
→「プライマーが攻めてきたから火星に(略)」という無限デッドロックに陥る。
この例をとってわかる通り「プライマーが侵攻してきたから 毒を撒いてプライマーを誕生前に滅ぼす」という原初の理由潰しを行なってしまうと「プライマーが誕生しないなら侵攻も起きず毒を撒く必要がない」という無限ループにはまってしまう。
これを親殺しのパラドックス1という。
プライマーの侵攻タイミングも同じで、人類がプライマー船を発見したという原初の侵攻理由を潰してしまうと「人類によるプライマー船発見を阻止する動機を失う」無限ループに陥ってしまう。
「人類がプライマー船を発見した」という原初の理由を潰してしまう行動とは例として以下のようなもの。
- 人類誕生以前に地球を潰す
- 人類が科学を発展させる前に人類を滅ぼす
- プライマー船の墜落を阻止する
つまりこの場合は
- 人類がプライマーの痕跡を発見した結果、火星になんらかの干渉をおこなってしまい、プライマーの存在が危ぶまれる
- プライマーは自分の存在を守るために人類が火星に干渉する前に人類を滅ぼす必要がある
- その際に人類が火星に干渉するきっかけ(プライマーの船を発見したという「原初の理由」)を潰してしまうと親殺しのパラドックスが発生する
- 親殺しのパラドックスを避けるためにプライマーは「原初の理由」を残したまま人類を潰す必要がある。
ここまで読めばわかると思うが、そもそも「人類がプライマーの痕跡を知る」→「プライマー誕生以前の火星に干渉する」→「プライマーの存在が危うくなる」という流れこそある種「親殺しのパラドックス」である。
この行動こそ、最終面でのプロフェッサーのセリフに繋がる。
「プライマーが人類に干渉した時から、少しずつパラドックスは進んでいた」
作中ではパラドックスが発生すると、変なことが起きないように「矛盾解消のための猶予が時間によって与えられる」のだと思う。ラストステージの「代表者”プライマー”」発生のような。
ちなみに「じゃあ人類が痕跡を見つけた瞬間くらいに殺しに行けば?」と思うかもしれないが、これに関しては以下の通り。
「リングは中継基地だと思われる。10万年もの時間を誤差なく移動するために必要なものだ。まず未来からリングのある時代に移動。そこから数年の短い時間移動をおこなっているようだ」
他でも語られているがリングによる時間移動には制約がある。どのような制約かというと……。
- リングを介さない時間移動は大雑把な移動しかできない。
- リングから遡れる時間は数年単位(おそらく5年ほどが上限)
だと思われる。つまりプライマーの『最初の侵攻』では2027年にリングが飛来し、そこから信仰開始上限の2022年に飛んだ……のだと思われる。
プライマーが人類をほろぼす理由 Part2
プライマーが人類を滅ぼそうとしている理由は
「人類はプライマーの存在を知ったんだ。それはプライマーにとって許すことのできないことに違いない。なぜなら……。存在を知られてはならなかったんだ。知られた以上、人類を滅ぼすしかない」
という煮え切らない説明が入る。
答えとしては『人類に存在を知られるとプライマーは滅ぼされる(9.5週目のラストのように)。なので知られた以上ぶっ殺すしかない』というのが正しいところなんだと思う。
プライマーが侵攻しない場合、敵意なしの火星探査とか火星植民とか(例)、そんなことが起こってプライマーの文明誕生危機が発生するんだと思う。
じゃあ地下街に逃げ込んで居住区の人口数百人となった滅亡必至な人類をぜったい滅ぼすマンと化したのはなんだったのかというと、色々考えたけど説としては一つ。
人類の中に同じ時間戦術を使ってるやつ(=主人公とプロフェッサー)がいると気づいたからというのが有力だと思う。
5.5週目ではリング周辺の守りは薄かった。プロフェッサーたちが地下街へ逃げ込むほど戦況が悪化する6.5週目以降では、『くだんの日』で増援が来たり砲台が出現したり明らかに守りが厚くなっている。
5.5週目まではプライマーも「人類しぶといな〜」くらいで構えていたが、6.5周目あたりから「これ人類側にリングに干渉してるやついるんじゃないか?」と気づいたのかもしれない。
ただちっこいちっこい人類のどの個体が、どのタイミングでリングに干渉しているか不明だから、とにかく全人類をなる早で殺さなければいけない……!という感じで執拗に殺していると考えられる。
なぜプライマーは地球を破壊しない?
プライマーほどの文明であるなら、大量破壊兵器等で地球を死の星にした方が早くないか?という疑問について。これについては5週目(地球防衛軍5)でも言われていた。
まず破壊してしまうと前述の親殺しのパラドックスよろしく地球を侵攻する原初の理由がなくなってしまう。より深く言うなら人類文明の痕跡が残ってないと地球観光にくる理由がなくなってしまい……というパラドックスがおこる。
だったらなんで緑アリで痕跡消去しようとしてんだよとなってしまうが……7。5周目『翌日』以降の地下街暮らしの荒廃世界でも、地上にはビルとかがたくさん残っている。
人類がいなくなっても地上が地ならしされてないことを考えると緑アリはちょっとした戦術兵器程度のものなのかもしれない。
プライマーはなぜ時間戦術を繰り返す?
時系列をまとめた記事で書いたが、主人公とプロフェッサーはn.5周目のボコボコ時間軸の出来事しか引き継いでいない。
「やはり我々の知る歴史のままだ。……プライマーは歴史を改変しているはず。いつ、どのようにそれがおこなわれたのか……。」(M78『翌日’’』)
このセリフはn周目「訪問者」→n.5週目「翌日」に改変されたときにn週目の記憶を引き継げていないことと、n.5周目の「訪問者」〜「翌日」の間でリングが稼働したのにも関わらず改変が起こっていないことを示す。
しかし反対にプライマーはn周目の人類がんばる世界線の記憶しか引き継いでいない。
図に起こすと以下のような感じ。

ごちゃごちゃしてわかりづらいが、実線部分が我々プレイヤーの視点と考えてもらっていい。
対してプロフェッサーの記憶は以下のような感じ。

これも実線部分がプロフェッサー視点で、破線はプレイヤー視点では見えているもののプロフェッサー視点では記憶にない部分になる。
5周目のように人類が勝ったとしてもプライマーはそれを覆えし、なかったことにしている。なのでプロフェッサーには5周目で勝った記憶はない。
5.5週目以降のプロフェッサー視点での5周目は『アンドロイドが投下されて人類は負けた』というもの。そして各周も『知らない兵器・怪物が出てきて負けた』という認識。
この構図はプライマーも同じで、プライマーにとって各周は「なんか人類がめちゃくちゃ粘ってリングが来るまでにエイリアンツリーの設置ができない」という認識。
プロフェッサーやストーム1は「何度戦っても時間改変のせいで負けてしまう……でもリングの事故を起こせばなんとかなるかも……?!」という認識で事故を起こしている。
プライマーは「何度改変しても人類がめちゃくちゃ粘る……またタイムシップ送らなきゃ……」という認識で戦っている。
つまりプライマーはただ時間戦術を繰り返している訳ではなく、主人公とプライマーが頑張った結果「人類全然滅ばねえじゃねえか!」で時間改変をおこなっている。
ここまで書くと一つ疑問が浮かんでくる。プライマーの方が先に、自由に時間移動できるなら事故が起きる前にどんどん更に歴史改変した方がよくないか?劣勢を覆すだけじゃなくて、優勢をさらに優勢にするためにひたすら歴史改変した方が良くね?

これに対しての答えは一つ。おそらく『翌日』までに人類をボコボコにできてそれで満足している。
そしてn.5週目でのリング登場→タイムシップ派遣はおそらく「タイムシップが過去へ移動した」と言う辻褄合わせのためだけにリングを利用しており、おそらくそこから改変等はおこなっていない。
それはM78のセリフから。
「やはり我々の知る歴史のままだ。……プライマーは歴史を改変しているはず。いつ、どのようにそれがおこなわれたのか……。」(M78『翌日’’』)
意訳すると「リング稼働してタイムシップ送られたのに歴史変わってなくね?いつ変わった?」ということになる。つまり……プライマーは割とエイリアンツリー設置まで到達すれば満足している。
さて、この説だけでは一つ解決できない問題がある。
それは9→9.5周目段階では人類に負けてるし更に歴史改変するだろという話。9.5周目でプライマーが迎えたであろう『訪問者』時点で更に歴史改変されたら終わりじゃね?という問題。
時間戦術に関する妄想と、9.5周目の詰み
これに関しては色々考えた結果、納得できる考察は一つしか生まれなかった。ここからは全部私の仮説と妄想になる。
まず第一に「歴史改変に関しては制約が思ってるより多そう」ということ。
例えば「プライマー、新型船を開戦当時に送り込んだ方がよくね?」とか「もっと多くの物量をタイムトラベルさせた方がよくね?」とか種々の疑問が浮かぶがこれで解決する。
制限というのは例えば「タイミングと場所がある程度固定される」とか。
M12『機械の巨人』では背景でリングへテレポーションシップが突っ込んでいく姿が見える。プレイヤー視点でタイムシップを送り込んでいるのが確認できるのは『訪問者』と『機械の巨人』と『くだんの日(5.5/6.5周目)』のみ。
『訪問者』タイミングで送ることができるのはEDF5時点でのM20『殲滅計画』付近への時間。
『機械の巨人』タイミングで送ることができるのは開戦当時の時間。
『くだんの日』は……わからないが、主人公たちが事故を起こしているタイミングと被ってたり、7.5週目以降は送っていないことから事故に巻き込まれたりなんやかんやで戦局へ影響を及ぼしていない(及ぼせていない)可能性が高い。
つまり9周目のような人類優勢状況下でのリングを介したタイムトラベルでは『危機迫る山頂』の場所・時間にしか送れないのじゃないか?という仮説。
また、9→9.5周目では新たな敵の追加がない。アンドロイド部隊も6周目:通常・擲弾・大型→7週目:高機動・キュクロプス→8周目:ハイグレードで開発が打ち止め。
虎の子っぽいサイレン(グラウコス)も8周目では撃破されるし、スキュラも潜水艦隊を潰すには至らなかった。
9周目に至っては超能力を使える、”プライマー”王に近い存在であるクラーケン・ヘイズを投入してくる。
また、9.5周目のM144『翌日’’’’』は他の『翌日』とは違い、時間的には『くだんの日』にあたる。それまでにリングは少なくとも『くだんの日』および『機械の巨人』タイミングでタイムトラベルを起こせる。
9/9.5周目の人類は、アーマメントバルガの他にチラン爆雷とフーリガン砲がある。つまり怪生物も恐れずに足らずであれば、テレポーションシップ・新型船も歩兵による弱点攻撃に頼らずに落とせる。
リング飛来時の最初の不意打ちじみたタイムトラベルを除けば、人類はタイムトラベルを防げる可能性を大いに持っている。
これらを勘案するとプライマーは初手のタイムトラベルを転送先で防がれた上、それ以降はタイムトラベルを起こす余裕がないのでは?と言う考察ができる。
『代表者:”プライマー”』
となると『代表者:”プライマー”』が現れたのも納得がいく。巷では『生き恥』という蔑称を受けている彼だが、文字通り生き恥を晒してでもあそこで人類に攻撃を仕掛けないと自らが滅ぶ運命にある。

ちなみにリング破壊前に出現すると文字通り「親殺しのパラドックス」によってパラドックスが発生してしまう(リングが壊れたから生き恥になったのに、リングが壊れる前に行ってしまったら生き恥になる理由が生まれなくなる)。
時間戦術の危うさを理解しているが故にパラドックスを避けてプライマーは必死に戦っていたものの、最後は人類にパラドックスを起こされて滅びるというのも皮肉なものです。
情報部の少佐は「時間戦術は案外、血生臭い歴史の上にあるのではないか」と言っていたが、それどころか全然スマートじゃない危うい綱渡で人類侵攻を仕掛けてきた、というのがミソなお話。
終わりに
プレイしながら「プライマーめちゃくちゃすごい文明なのに人類に手こずってるな〜」と思っていました。
SFが好きなので読み漁ってる故に「なんで圧倒的な力を持ってるのにこんなちまちました作戦なんだ……?」って思っていました。特に地球防衛軍5のときは。
ここまで考察を書いてみると、あんがいプライマーも時間戦術以外の部分はボロボロなんだな〜と。8周目以降は特に、戦力の打ち止め感がありますね。
ここまで書いてみてようやくそこに気づけたので、本編でもうちょっと説明してくれよ〜という思いと、でもよく伏線撒いてあるな〜という関心が生まれました。
特に時系列をまとめた時は表にしてみるとしっくりくるものが多かったです。
公式設定資料集とかほんとに出して欲しいです。ありがとう地球防衛軍!マジで五年待った甲斐がありました!!
宣伝。プレイしながら、以下の小説が頭によぎっていました。
内容は同じ時間モノという以上に被ってはないのですが、けっこう面白いのでおすすめです。割と何言ってもネタバレになっちゃうのでこれくらいしか言えませんが、地球防衛軍6の話が面白いと思ったならぜひ読んでみてください。
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- あなたがタイムスリップしてあなたの両親を殺した場合、あなたは生まれてこなくなるので両親が殺されることもない。両親が死なないならあなたは生まれ、あなたはタイムスリップして両親を殺しに行く……というパラドックス。 ↩