R6Sのちょっとためになる話:落とし戸を開ける時

お便りです

初めまして。最近記事を見つけ、参考にさせて頂いています。今回はR6Sの「落とし戸」についての話題です。
私はつい最近R6Sを購入しどハマりしている初心者なのですが、基本的に目標部屋に通じる、またはそこに射線が通る落とし戸は上から覗かれると下側が圧倒的に不利になるため開幕オペレーター特有の仕事をこなしてからすぐに補強しに行きます、そして私はそれが最もいいプレイングだと信じて疑いませんでした。
ですがつい先日、防衛戦が始まってふぐに目標部屋の屋根に存在する落とし戸を破壊している方がいました。その方は高ランクな人でしたので何か考えがあるのかと思うのですが、どうにも落とし戸をわざわざ開ける理由が分かりません。
目標部屋の床の落とし戸なら、いざという時の逃げ道になるので補強せず置いておくのもわかります、また私が疑惑視している天井の落とし戸も、遊撃に出向いている味方が帰りやすかったり上からちょこちょこと目標部屋を確認できるということなのでしょうが、引きこもって迎撃する役割の人がそこにはいます、しかも上からの射撃ならヘッドショット率も飛躍的に高いです、それなのにわざわざ相手側にも有利になるルートを開ける必要があるのでしょうか?
僕の質問だけでなく、できれば落とし戸について思う限りの解決をしていただけると嬉しいです。どうかよろしくお願い致します。

えー、要約すると「目標部屋の上の落とし戸はなぜあける?」ということでしょうか。文中だと具体的にどこの部屋などかわからないので「私の言うことでも説明できないことがある」というのを送ってくれた人にはあらかじめ断っておきます。あと人の戦法って人それぞれなのでその人が何を思って開けたかまでは保証できません。

まぁ確かに上の落とし戸は基本的に補強するものですよね。例えば領事館のエリア確保・人質で資料室を守る際とか、オレゴンの地下室を守る時とか。

ただ、守り方次第では落とし戸を開けた方がいいこともあります。どんな時でしょうか。

天井の落とし戸

まず目標が一番上の階層で、屋根にある落とし戸……つまり、補強できない落とし戸ですね。

確かに開いてないなら開いてないで警戒する必要もないし、開いたら敵が来た合図になりますね。これを開ける理由ってのはなんでしょうか。

それは偏にフューズにクラスターチャージされない為です。クラスターチャージに襲われるのが怖い……というよりも正しくはADSで防げないクラスターチャージによって防衛側ガジェットが破壊されるのを防ぐという意味合いです。

例えば有刺鉄線がある部屋にADSが一緒に置いてあるとすると、攻撃側は『有刺鉄線を無力化する前にADSを無力化する必要』があるのですが、クラスターチャージを撃つならそれだけで全て無力化できます。

目標部屋の上の落とし戸

目標部屋の上の落とし戸に関して。火花がいる以上開く前提みたいな印象はありますが、それでも開ける前に火花を排除できたら一気に有利になるので閉めることが多いですね。

ただ、開ける人もたまにいます。それらはおおよそどちらか2つの理由からです。

1.目標部屋の上から目標を守る

目標部屋の上から目標を守る……。例えば領事館の爆弾1階とかです。あそこは2階を守れるかそうでないかで戦況が大きく動きます。

目標部屋の上の部屋を死守するという覚悟があるならば、落とし戸を開けておくと万が一の際に1階の防衛に戻れます。射線を通すという意味でも同様。

この戦法は基本的に上を取られると床抜きやらなんやらで射線が通って拠点が厳しい、という場所に使われます。

2.遊撃が帰るため

遊撃というものの本質はキルを取るものではなく、敵にプレッシャーを与えて時間を稼ぐものだと思っています。仮にキルを取れなくても2分間敵の動きを阻害できたら上出来かなと思っています。

で、そんな遊撃が帰るために落とし戸を開ける場合があります。遊撃に自信がある人なんかが開けているように思えます。運河の海図管理室防衛とか、国境の作業室とかでしょうか。だいたい「開けられると射線が通って防衛が難しくなる落とし戸」よりも「開けられると侵入口が増えてまずい落とし戸」に使われてる印象です。

落とし戸を開けて遊撃が帰ってこれるメリットとはなんでしょう。

まず、落とし戸ではなく直接拠点を攻められた場合に戻るため。攻撃側としても落とし戸が開いてることに気づかないか、もしくはいつ落とし戸から戻ってくるかわからないためプレッシャーになります。

そしてもう一つは上の階が制圧されたときに逃げ帰るため。先ほどもいいましたが、遊撃は時間を使わせたら勝ちです。たとえキルできず上階が制圧されたとしても、残り時間が少ないシチュエーションで、防衛側が全員拠点にこもってる状況というのは強いのです。

最初から遊撃がいなくて拠点に全員こもってる状況なら、攻撃側は少しずつ有利な状況を作ることができますが、残り時間が少ない状況ではぶっつけ本番で突っ込むことになる場合があります。残り2分で上階を制圧するのと、残り50秒で上階を制圧するのでは雲泥の差がありますから。

いずれにせよ、上の落とし戸を開けるというのは「遊撃が上を守る時に、下も守れる選択肢を作る」ということで、同時に「遊撃が死んだ時点で上からの圧が厳しくなる」というものでもあります。

言い換えると、上の落とし戸を補強するのは「遊撃と定点の距離が遠くなり」「遊撃の戦果次第(火花やテルミットをキルできれば)で上を気にしなくて良い」というものです。最初から開けているなら火花やテルミットが死んでも上から攻めることは可能ですから。

以上です。開けた人(もしくは関係者)がしっかりと上を守ってくれるなら開けるのも善い戦法ですし、閉めるのも善い戦法です。

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