ラブラブスクールデイズ感想!適度に怖くてサクッと遊べるインディーホラー

ラブラブスクールデイズをクリアしたのでレビュー。ネタバレ有りなので注意。

本作はヤンデレと化したギャルゲーヒロインに追いかけ回されるアクションホラー。ゲーム性はShadow Corridorに近く、ストーリーはドキドキ文芸部に近い。

内容はVRゲームに閉じ込められた世界で終始ヤンデレヒロインに追われるのでそれから逃げつつ、マップ各所のアイテムを探索してゲームからの脱出するというもの。

この手のゲームとしては、追跡者がヒロインであるマキナちゃん一本で成り立ってるのが面白いところ。捕まってもポカポカ叩かれるだけなので怖さもマイルドで遊びやすい。

マキナちゃんは見つかると追いかけてくる。撒くためには純粋に走り回って逃げてもいいし、アイテムを使ってもいい。逃げるアイテムとしては使うとマキナがポーズを決めてくれるカメラや喜んで足を止めるプレゼント系アイテムなどがある。

ただ、カメラは妙に射程が短く慣れがいるのと、プレゼントは全部で3個しかない。なのでゲームに慣れるまではダメージもらいがち&長丁場になりがちで結構難しく感じた。ゲームの仕様になれたら簡単に感じると思うので、結果としてはいい塩梅。(カメラには理不尽感が若干あるが……)

他の回避アイテムとしては食パンとかもあるが、いずれにしても信頼度が微妙なのでプレゼントアイテムが一番頼りになる。持ってるだけで効果発揮するのはかなり強い……!

ゲームの味変としては授業時間の変化がある。例えば「運動会」の時間になったらマキナが常に走りっぱなしになるとか、「物理」の時間になるとマキナの足音が変わったり。

「保健」の時間になると人体模型が動き出すけど怖すぎて泣いた。ぜってー許さねーからな……。

敵キャラが基本マキナちゃんだけなので引き離してから探索すればいいのでは?と思うかもしれないが、時たま目の前にワープしてくるので普通にビビる。

マップは毎回ランダムに組み替わるが、マップを大きめに表示できるので探索難易度は易しめ。私は全実績解除後にこの機能に気づいたのでかなりきつかった……。チュートリアルで案内してほしかった……。

ともかくしっかり操作説明は確認しよう!この記事を読んでプレイする人は大丈夫だと思う!

全実績解除まで10時間。ただしめっっっちゃ休憩を挟みながらプレイしたのと、ノーヒントで全部探った結果なので、ヒントありのストレートに行けば6時間くらいで行けると思う。攻略記事を書いたのでそっちを読んでもらうとわかるが、ノーヒントだと難しいルートも多いな〜という印象。

マップが毎回変わる+アイテム配置も変わるので、変に見落としとかがあったら時間を使っちゃうのはきつかった。アイテムを探すアイテムみたいななんらかの救済措置は欲しかった印象。

ストーリーはあってないようなもので、私以外の女とくっつこうとするなんて!と言って襲いかかってくる以上のストーリーはない。

どのエンドでもマキナちゃんと仲直りしたりすることはなく、もっともマシなエンドで普通にゲーム内から脱出なので、そこに関する消化不良感はある。グッドエンドが欲しかったな……。

エンドは合計7個。わかりやすいのもあれば難しいのもある。

特にED6のゲーム外で特定のフォルダのデータを消せは難しすぎて笑った。公式が公開してたんだけど、公開されてなかったらどれくらい時間がかかったことか……。

ドキドキ文芸部のリスペクトだと思うけど、ドキドキ文芸部はエラー画面に「このフォルダにこのキャラのデータがあるよ〜」って表示されてたと思う。同じようにどこかに仕込んであればな〜。

ただ小ネタが多くてそこは面白かった。パンを投げると咥えてくれて、プレイヤーに追いつくと「いったーい」みたいな感じでコケたりとか。たぶん実績全解除くらいじゃ全部追えてないくらいゲームネタが多い。

良くも悪くもサクッとプレイできるバカゲー。620円はクオリティを考えると全然安いのでマキナちゃんに会いたいなと思った人はぜひ。

1 COMMENT

にわか三級

・投稿お疲れ様です!しつこくお邪魔致します。
・本作は未プレイですが、いくらか他の方々のプレイ動画を拝聴させて頂きましたところ、本当にゲームにラブラブ…好きな方が製作なさったんだろうなと思いましたし、そりゃ人気出るわ、とも。ゲーム配信者のサンキュームービー氏へ向けた隠しエンディング追加なされたりとか芸が細かいな、と(笑)。
・ご存知でしたら恐縮ですが、Nintendo Switch版は完全版と言える仕様になってましたね。エンディングの追加、そして、それらも含めて全てエンディングコンプリートすると、真実が明かされる隠しエンディング(トゥルーエンド)のルート解放とは……本作はタイトル通りの物語だったんやな、と思わされる内容でした。

◯1995年
・ブキミ人形とかポケベルとなの設定が古いなと思ってたら、成程、同時代作品のマキナちゃんの仕込み、と。
・しかし、主人公さん、ゲーム内だとチャラい学生な見た目ですが、どきどきメモリーズ直撃世代な上に本作のセーブデータが2023年な辺り、最低でも28年はゲームやってるんですな……もしどきメモを10代の頃にやってたらアラフォー、ですか。

◯時間割
・他の方の動画を拝見しますと、放課後辺りでマキナちゃんに捕まると、「もしかして動画を撮影してるの?」と煽り、「BANされるような画像」出して揶揄った後、「驚かせたお詫びに私が代わりに言っといてあげる 高評価、チャンネル登録 よろしくお願いしま〜す」と言ってから、襲ってくる小ネタをちょくちょく見かけました。
・特別な時間,特別な条件で発生するイベントもあるのかな、と。情報の時間だと、「キャラクターの3Dモデルの如く両手を広げた状態で直立不動したマキナちゃんに近づくと『もしかしてバグだと思ったの?あはは』と小馬鹿にしながら襲ってくる」イベントが発生しやすくなる、とか(※未検証です)。

◯ぜってー許さねーからな……。
人体模型「許してヒヤシンス」

・長々と失礼致しました。

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